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15週目:危機的状況

先週からひどい不眠症に悩まされている。朝の5時ぐらいになってもまだ眠れない。頼みのハーブティも全く効果がない。それに加えて、今週は精神的に非常に厳しい週だった。まず、勉強意欲をなくすような事件が二つあった。

月曜日、「アジア太平洋」の授業で、中国の人権問題について質問したところ、例の馬鹿のウェイウェイが逆上して、「人権問題なんて西洋の価値観じゃないの」とわめき出した。この中国人の馬鹿は一旦逆上すると話にならないので、僕は議論から離脱したのだが、驚いたことにイギリス人のほとんどが「アジアの価値観」ということで、この中国人問題を片付けしまい、先生までもが、「人権問題は国際政治でたいした問題とならない」と言い切ってしまった。この価値観の違いには、さすがにびっくりした。中国で、いかに人民が時代遅れの制度の中で生きているのかぐらい知らないのか?そりゃ、この大学に来れるような金持ち連中はいいかもしれないが、少数民族の人権問題や思想・報道の自由など、とてもアジアの価値観で片付けられる問題ではないと思うのだが。

火曜日、「セオリー」の授業後、次回のエッセイに使おうと思っていたアイデアを先生に披露したところ、「そんなことは誰も言っていない」と言われた。「では、これは僕独自のオリジナルな考えとしてエッセイで使っていいいか」と聞いたところ、「それは難しいから、止めたほうがいいうよ」と半分馬鹿にした調子で言われた。「でも、エッセイにはオリジナリティが必要なのでは」と食い下がったのだが、「オリジナリティを出すためには、それを補強する材料がたくさんいるから大変だよ」と言われた。誰も言ってないことを証明するのに、どう補強すればいいんだ?論理展開だけじゃだめなのか?エッセイは、誰かが言ってることの寄せ集めなのか?自分の頭で考えることが、勉強の目的じゃないのか?いったいなんなんだー。

そんな中で、エッセイをどう書いていいのか、全くわからなくなり、全く筆が進まなくなってしまった。頭が疲れているのか、英語が全然出てこない。そんな状態の時に、「才能がないんじゃないか」とか「辞めて帰れば」などと言われれば、誰だって頭にくるだろう。ネガティブな状態の時にネガティブなことを言う人とはできるだけ関わりたくないものだ。精神的に非常にまいってしまう。

最大の危機は、木曜日にやってきた。最初のタイムドエッセイの結果が帰ってきたのだ。結果は予想をはるかに下回る惨憺たるものだった。辛くもパスはしたものの、教授のコメントが非常に辛口で、すっかり自信を喪失してしまった。木曜日は、かろうじて授業に出たものの、一日中何も手につかない状態で、非常にまいった。完全な鬱状態に陥ってしまった。

なんとか事態を打開するため、金曜日の朝ジムで2時間みっちりと汗を流した。頭の中が空っぽになると同時に、酷評コメントに対して、次第に腹が立ってきた。専門外の友達が見てもわかる文章をなぜ専門家が理解できないのか。論理展開が不十分で、説明不足との評価には全く納得がいかないし、エッセイの形式に関するコメントもプレセショナルで習ったことと違っていたり、あるいは全く知らないこと(要する趣味的なもの)ばかりだ。この学校の感じの悪さにはほとほと呆れる。しかしながら、他の人も似たような状況で、セリーナに至っては、点数すらもらえていない。いくら点数が悪くても、結果を返さないというのは不可解だ。

金曜日の午後は、プレセショナルで一緒だったタイ人のプラの招待でタイ料理をご馳走になった。実は密かに彼女のためのバースデーパーティも兼ねていた。全部で7品作ってもらったが、どれも最高の出来だった。料理を始めたのが昨年のシンガポール滞在の時だというのだから驚きだ。彼女はタイの名門チュラロコン大学で上位20%に入る1st Honnerを授与されるほどの才媛だ。まだ23歳になったばかりだというのに、非常に落ち着いていて、なんでもそつなくこなすので、うらやましい限りだ。この日は、少々飲みすぎてしまい、いずみさんちでの2次会では、最後の方で、すっかりネガティブな気分になってしまった。この学校で学ぶ意味が全く見出されず、本気で辞めようかと思ってしまった。
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土曜日、二日酔いのまま起きるが、昨日のネガティブな気分が残っていて、頭が重い。幸い、いずみさんとの6時間に及ぶメッセで、なんとかポジティブな方向で考られるようになった。いずみさん、お疲れ様でした。博士課程に進むことは今後一切考えず、とにかく卒業することだけを目標にすることにする。したがって、毎回50を超えればいいことにする。ここでの勉強は非常につまらなく全く有益とも思われないが、とにかく、MA取得だけを目標に、あまり自分を追い詰めずに、適度に休みつつ、ゆっくりとやろうと思う。心の平穏が今は一番大事だ。でないと気がおかしくなる。
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by otschan | 2004-11-28 05:08 |

14周目:宿題開始!

うー。。。勉強する意欲がわかない。あまりにも課題が多すぎるため、勉強をやらされている気になる。勉強をたくさんするためにイギリスに来たのに、実はそれほど勉強好きでもないということを自覚する羽目になるとは。PHDに行くかどうかはかなり怪しくなってきた。さ来週は、プレゼン、1月5日の春学期開始後は、7~10日に2回目のタイムドエッセイ、13日にはプレゼン、2月1日にもプレゼン、10日は5000字のエッセイを2つ出さないといけない。いやあ、大学院というのはお金を払って苦労するところなんですねえ。冬休みに少しでも日本で遊べるよう今から頑張ります。

木曜日に初雪。雨曇りの日も多くなり、いよいよ冬本番になってきました。土曜日は、1日中水が使えなくなるという事件があり、もうイギリスが嫌いになりそうです。
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by otschan | 2004-11-21 19:40 |

10週目、11週目、12週目そして13週目(初エッセイそしてクラブ活動!)

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うーん、月日が経つのは早いなあ。1ヶ月も更新していなかったのかあ。授業が始まって忙しいなあと思っていたのは大きな間違いで、日々の授業に加えて、プレゼン、エッセイがあるのを無視していました。これから、どんどん忙しくなるから、気力が持つか心配だ。

10月31日から11月1日は、タイムドエッセイという3日間(正確には2日とちょっと)で2000から2500字のエッセイを提出しなければいかなかった。ネイティブでもない者がこんな短期間でエッセイを書けるはずもなく、11週目から(つまり1週間前)からせっせと準備をしていたのでした。10週目は何をしていたのか?すっかり忘れてしまったけど、酒まみれの日々から少しづつ立ち直っていたのかもしれない。エッセイの方は、プレセッショナルで知り合った元英語講師に校正を全面的にお願いして、なんとか仕上げた。出来は、アイデアが先走っていて、いまひとつ構成やロジックに不満が残ったものの、友達はけっこう評価してくれた。最初のタイムドエッセイは、評価全体の17%しか占めないので、あまり気にすることはないらしい。とはいっても、PHDに進むには、平均で65点(70点以上がAレベルで75点とると出版してもいいぐらいの出来になる)とらなければいけないので、気は抜けない。

12週目は、リーディングウィークと言われるもので、授業がなく、本当はたくさん読書をしなければいけないのだが、エッセイを提出して、すっかり気力がなくなった僕は、月曜日、火曜日と2日間たっぷりと睡眠をとってしまった。おまけに、新しく入ったハイキングクラブで、憧れの湖水地方に行くために水曜日は、レミントンスパと呼ばれる学校からバスで15分ぐらいの町に買出しに行き、その夜は、タイ料理から学校のバーへとハシゴをしてしまった。湖水地方は、金曜日から日曜日までのプランで、クラブが持ってる?バンで4時間近くかけてたどり着いた。イギリス流のハイキングというのは、こういうものなのかということを実感したのだけれど、とにかく、地図とコンパスだけで、道なき道を歩き、丘の農場を横切り、最後は少し迷って、森を突っ切って帰ってきた。ナショナルトラストの人に怒られないのだろうか・・・・。1日で7時間ぐらい歩いたけど、霧で湖なんて全然見えなかったなあ。とにかく、霧雨と風の中をひたすら歩き、クランピングと呼ばれる石がごろごろしているところでは、足をとられないように這い蹲りながら、歩き通して一日を終えた(立ち止まると寒いし雨が降ってるので休めない)。帰った頃には、体中どろどろで、次の日はさすがに、市内の観光組に入ったのだけれど、しばらく、参加するのはやめようと思う。
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13週目は、今月末のプレゼンの準備を開始したのだが、火曜日には、別のクラブ(ゴルフ)の打ちっぱなしに参加した。ひさしぶりにするゴルフはなかなか気持ちよかったなあ。こっちは、正味2時間ぐらいの気晴らしになるので、ちょくちょく参加したいと思う。

あと、3週間もすれば冬休みに入って、その後2週間で日本に帰国出来るのだけれど、その間、5000字のエッセイを2本と、タイムドエッセイの準備、そしてプレゼンテーションの準備もしなければいけない。それを考えると、とてもゆっくり休んではいられないのだけれど、帰国前に出来るだけの作業はするつもりだ。そんなわけで、結構大変で、当分、酒・たばこからは離れられそうにないなあ。中国語とフランス語の語学学習も継続が難しくなってきたぞ(中国語は完全にリタイア)。
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by otschan | 2004-11-12 21:17 | こもごも