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Pre-sessional終了・・・そして引越

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英語力向上にはさほど役に立ったと思えないが、それなりに楽しかったPre-sessionalの英語コースがとりあえず終了した。プレゼンは、事前の準備にも関わらず、かなり緊張してうまくいかなかった。僕の総合点は、ライティング(エッセイ):A、プレゼンテーション:C、リーディング:A、とまずまずの出来。しかしながら本音を言えば、少し不本意な結果であった。財務省キャリア等他の生徒と比べても決して遜色ない結果なのだが、なにぶん経験の浅い若者とたいして変わらなかったのが少し悔しいのだ。週末のエクスカーションにもいかず勉強しただけに、1番で卒業したかったなあ(プレゼンがBだったらたぶん1番)。それにしても、原稿棒読みでも発音がきれいだとB評価になっていたのは、納得がいかない。僕のプレゼンも、発音はともかく、かなり笑いをとっていたぞ。語学は難しいねえ。

最後の週は、ほとんど、プレゼンとそのフィードバック、そしてevaluation(全体評価)に充てられたのだが、エッセイについては、とにかく何も考えずに書いた後、きっちり分析しなさい、友達に自分のエッセイを評価してもらいなさいと、当たり前のアドバイスをいただいた。スピーキングとリスニングに関しては、in-sesionalのコースに参加しなさいと、これまた、やる気のないコメントで失望した。同じだけ時間をかけても英語が上達する人とそうでない人がいる。その差がどこにあるのか聞きたいんですけどねえ・・・。才能なんですかね。やっぱり。
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後半すごく仲良くなったセリーナ(台湾人)を見ていると、つくづくそう思う。彼女は、ハーバードの語学学校に2ヶ月、そしてニュージーランドに1年間の語学留学の経験がある。彼女のプレゼンは非常にうまくBの評価だった(エッセイもB)。僕の語学留学経験は、ずいぶん昔の1ヶ月の英国滞在しかないから、まあこれだけでも差が出てしまうのはしょうがないのだが、時々教える日本語の単語をいいタイミングで使って覚えてしまうのを見るにつけ、正直言って、才能だなあと落ち込むこともある。結局中国語はあまり覚えられなかったなあ。

引越しは、ずいぶん前から、言ってることがころころ変わるAccommodation OfficeとDepartment同士の連絡に悪さに苦しめられたが、土曜日に、予定通り引越しを終了できた。日本人総勢13名で車を借りての引越作戦も終了し、夜は中華でひさしぶりに普通の御飯を堪能することができた。新しい寮は、メインキャンパスにも10分程度と比較的近く、最上階の僕の部屋からは、池とかも(あひる?)が見えて、オランダでの生活を思い出させる。

この1週間、みんなはいろいろと遠出をするのだが、僕は、ジム通いと読書にいそしむことにする。
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by otschan | 2004-09-19 20:25 |

4週間終了

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早いもので、Pre-sessionalの授業もあと1週間となってしました。課題のLibrary Project(エッセイ)もなんとか形になり、あとは来週水曜日の10分間のプレゼンを残すのみとなった。エッセイとプレゼンを中心とした評価によって、条件付合格の人はその合否が決まる。僕は、無条件のオファーをもらっているので、その点は心配ないのだが、その結果が学部に送られ、おそらくクラス分けに反映されるだろうから、手は抜けない。それに、人一倍年を食っている身としては、人よりいい点数で卒業したいのだ。

僕のテーマは、「日本のソフトパワー」というもので、先生にどうすると言われて適当に答えてしまったのが、なぜか形になってしまった。ソフトパワーというのは聞きなれない言葉だが、要は、軍事力とか経済力ではなくて、文化や思想によって、相手国に対して友好的に影響力を与えようとする力のことである。皮肉にも発案者はアメリカ人の大御所ジョセフ・ナイである。なにぶん体系的にまとめている文献もなく、新しい考えなので、アイデア勝負というところもある。課題自体は、1500~2000文字という制限だったのだが、先生にいじられているうちに3000語を超えてしまった。せっかくなので、卒論もこのテーマでいくかもしれない。

最近は、MSNメッセンジャーをはじめてから、中国人グループとは幾分疎遠になり(あまり誘われなくなった)、代わりに台湾人グループとの交流が増えた。クラスメートで、唯一同じ寮にいるセリーナを介しての交流だが、昨日も、台湾料理のおつまみ(竜田揚げみたいなものだった)をご馳走になった。若くて元気のいい若い子との交流は、自分も若者になった気分がしてとても楽しい。クラスメートからも、いろいろ勉強の相談ごとを持ち込まれたりして、ちょっとした年の功といった感じだ。

それにしても、英語力の進歩はおそろしく遅い。とはいっても、今年卒業する人から不用品を買い取る際、その人の寮に出向き、フラットメイトとの会話を聞く機会があるのだが、彼らの英語もたいしたことないのが現状だ。おそらく、1年間経っても、あまり上達しないのではないかと思う。授業は、基本的に、雑談中心らしく、ぶっつけ本番のエッセイが評価の中心となるので、無料の英語レッスンを活用して、少しでも上達したいものだ。

もう一つの課題の、お腹は、週1回のジム通いでは、なかなかへこんでくれず、食事制限も加えているのだが、思った以上に手ごわい。
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by otschan | 2004-09-12 23:35 |

ウェイウェイ

彼女の名前はウェイウェイ。前に紹介した食事事件の女の子で僕のクラスメートだ。上海出身で、親がお金持ちのようで、顔はじゃりん子チエに似ている。中国の高校を卒業後、九州の大学に4年間いたので、日本語がうまく日本語検定1級を持っている。「北京と上海どっちが好き」という質問に、「福岡」と答えるほど、大の日本びいきだ。ときどき日本に「帰りたい」と言っている。きれいにカットされた髪型、バーバリーのへそだしシャツ、底浅のジーンズにこじゃれたサンダルは、まさに日本人なのだが、なかなか中国人意識も見え隠れする。

例えば、先日の食事事件(サラダを3つ取ろうとして怒られた事件)の際、僕は、何の意図もなく、「他に中国人も怒られてたな」なんて言ったのだが、すぐさま、「その言い方嫌い!」(つまり中国人差別と受け取られた)と言われてしまった。中国人が食事にうるさいのは事実なのだが、国籍名を出すと差別ととられるのは、彼女の中国人としてのプライドがそうさせているとしか思えない。逆に、日本人に置き換えても、僕らはなんとも思わないけどなあ。

もうひとつ。今週は、大学主催で映画を見る機会があったのだが、正直言ってうるさかった。彼女に感想聞かれて、「映画はおもしかったけど、うるさかったなあ。」と答えたところ、「中国人は単純に映画を楽しんでいるのよ。もっと中国人から学ばなきゃあ」とのたまわれた。うーん、そうかなあ。(今度は国籍名を出さなかったぞ。)

最後にもうひとつ。授業で、税金の話が問題になった。どこの国でもそうだろうが、一般にお金持ちは貧乏人よりも多く税金を払うことになっている。それは、政府からのサービスが同じであっても、お金持ちは多く払うべきだという考えがあるからだ。これについて、高負担高福祉で有名なノルウェー人と彼女が対立した。「どうして、同じサービスなのに、たくさんお金を払わなきゃいけないの」。おーい、中国って共産主義の国じゃなかったけ?

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実感に反して、中国の国民当たりGDPがすごく低いのは、地域間で所得格差がおそろしく大きいことを表している。北京、上海、香港以外の地方の人は、移動も制限されているので(制限しないと大変なことになる)、その境遇は悲惨だ。彼女達富裕層が、外国でビジネスを学び、帰国して何をするのか。中国の行く末はまだまだ未知数だなあとしみじみ思った。
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by otschan | 2004-09-05 20:38 | こもごも

僕の部屋

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なんだか、イギリスは異常気象で、もうすずしくなってもいいころなのに、連日25度を越える暑さだ。僕の部屋は西に面しているので、授業が終わって戻ってくる頃には、すごい暑さになっている。当然扇風機はないので、窓を開けるのだが、網戸もないため、羽虫(緑色)がどんどん入ってきて大変なことになってしまう。まあ、ゴキブリもいないし、日本に比べれば、全然がまんできる範囲なのだけれど。

僕の両隣は空き部屋らしく、部屋の真向かいに例のティナちゃんがいる(中国人に珍しく少し照れ屋さんなので、今ではもっぱらチャットで会話することが多い)。問題は、下に住んでいる二人だ。この寮は9割方中国人若しくは台湾人で、僕の知る限り、それ以外は、日本人の僕と、キプロス人、そして国籍不明の下の階の二人だ。真下にいる女性は、頭がいかれているのか、毎日、大声で、泣いたり、笑ったり、吠えたりしている。風貌はアジア系なのだが、巻き舌の言語はどこの国かさっぱりわからない。とにかく、毎日音楽をかけまくって、友達と電話をし続けているので、困っている。その隣は、アラブ系の人で、時々かかってくるイスラム系の音楽にも参っている。部屋の外は、緑の向こうに、サーカー場があって、毎日9時頃まで、うるさい。

最近は、キッチンで中国人が時々中華パーティをしているので、これまたうるさい。
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by otschan | 2004-09-05 20:08 |

3週間終了

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3週間経った。2回の週末のエクスカーション(ストラッドフォードとウォーリック城)にもいかず、がんばっているが英語の上達は、はっきり言って芳しくない。学校出たての20台前半の子供達に負けてしまうのは非常に悔しい。語学はやはり若いうちにやっておくのに越したことはないのだろう。ここに来る日本人以外の人(中国人が大半だが)のほとんどは、1回もしくは2回は海外で英語を勉強してきている。正直言ってかなり落ち込んでいる。

英語の授業は思ったよりも高度だ。10週間のコースと5週間のコースがあり、僕は後半に出ているのだが、扱うトピックスが政治・経済なので、語彙の問題もともかく、内容が非常に発言しにくいものだったりする。こちらの人はとかく白黒つけたがって、それが英語教授法の一つなのか、国民性なのかよく分からないが、例えば、移民は、その国の文化に同化すべきか、それともマルチカルチャリズムの観点から、移民の文化慣習を尊重すべきかなんて問題は、ケースバイケースとしか答えようがない。税金は、多く払うべきかどうかなんてのも、国民性によって考え方も違うでしょうとしかいいようがない。おそらく、あまり深く考えずに、何か喋ればいいのかもしれないが、僕を含めて日本人グループは、なんだか思想教育をされているようで、抵抗感がある。

英国のアカデミズムは、すごく大雑把に言って、反米、反グローバリズムで、今だに、マルクスの思想が生きている。そのエネルギーの大半は、批判をすることに注ぎ込まれていて、なんだか建設的な議論がないじゃないかと思ったりもする。そりゃあ、僕も今のアメリカにはついていけないけれど、批判だけして対案を出さないのもどうかと思う。図書館に行けば、アメリカの著名な政治学者の本があんまり置いてなかったりなんかして、いやはや、欧米なんて人くくりにはできないなと思ったりもする。

とにかく、あと2週間、本コースが始まるまで、英語の授業を精一杯やるしかないのだが、何をどう頑張ればいいのかわからない。BBCの英語は、リアルな英語とは違うし、先生は、典型的なイギリスの偏屈じいさんといった感じで、あまりこちらの問題を認識しようという姿勢が感じられない。当たり前の話だが、日本のようなかゆい所に手が届くというサービスは期待できず、優秀な人で、先生が気に入った人だけに手を差し伸べるというシステムなのだ。

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by otschan | 2004-09-05 19:37 |