カテゴリ:喜( 31 )

夏学期8週目(トニー料理)

火曜日は、トニーが食事に招待してくれた。トニーとは、いろいろ恋愛指南をしたり(詳しいことをこのブログでも書いてみたのだが、どうやら、この大学の学生もこのブログを見ているようで非公開にした)、この前のスペイン料理ドタキャンのこともあったりしたので、お礼とお詫びのつもりらしい。彼は、僕よりも日本人女性の知り合いが多く、たいした奴である。

トニーの作ってくれた料理は、量こそ少なかったものの(僕以外に女性が6人もいたので)、僕好みのピリ辛料理でなかなかおいしかった。その後、湖のそばの木の下で、別グループと合流して、少しビールを飲んだ後、UNOをして帰った。

今回で、僕と会えるのが最後という人も何人かいて、握手をして再会を誓い合った。帰る間際にになって、いろいろと知り合いが増えたり、仲良くなるいうのも複雑な気分にさせてくれるが、外国人の友達が増えない以上、やはり、僕は早く帰国した方がいいのだろう。
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by otschan | 2005-06-09 16:47 |

夏学期(7週目:スペイン料理)

ひさしぶりに不眠症が復活してしまった。勉強しなければいけないのだが、頭がだるいので、ブログを更新してみる。

金曜日は、ようさん、みのりさん、たえさんと4人でバーミンガムのスペイン料理屋にいった。当初、ようさんと二人で行く計画だったのだが、ようさんが男の人と二人で夜出歩いたことがあまりないとのことで、2人を追加することになった。最初はトニーとトニーの彼女を誘っていたのだが、彼らが土壇場で喧嘩したため、急遽、みのりさんとたえさんを誘った。
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バーミンガムは、前にも書いたが、一応ロンドンに次ぐ第2の都市ということになっているのだが、その規模と質には雲泥の差がある。東京の中でもいろんなスポットがあるけど、はっきりいって、池袋とかの方が大きい。スペイン料理屋は7時に予約してあったので、それまで、ようさんとショッピング街を歩いたのだが、何も買いたいものがない。センスのセの字も感じられないぐらいひどいショッピングモールだった。この日は、ティナちゃんへのお別れプレゼントを買いたいと思っていたのだが、結局何も買えなかった。CDでも買おうかと思ったが、ここのCDはカバーがしていないので、中古のように傷だらけになっていて、全く買う気がおこらない。値段も決して安くないし。
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スペイン料理屋は、バーミンガムのおしゃれエリアといわれる運河沿いにあった。といっても、たいした運河でもなくて、500メートルぐらいの短い運河に、ナローボートが浮かべってあって、申し訳程度に雰囲気を造っているといった感じだ。それでも、こういった雰囲気は、この大学に住んでいる身としては、十分すぎるくらいで、みんなもかなり満足していた。料理の方も、僕は正直言っていまいちだったのだが、みなさんは満足していたようだ。スパークリング・サングリア、赤ワイン、タパス10皿、パエリャ2人前、デザートで一人26ポンド。

それにしても、バーミンガムまで行くのには、バスと電車を乗り継いで、約1時間(乗り継ぎが悪いので)もかかってしまう。気軽に、外食もできないのは、僕にとっては非常につらい。とはいっても、外食が好きな人はこの学校にはほとんどいない。外食文化は、日本では当たり前だが、レストランに行くのにわざわざバーミンガムまで?という人は意外と多いし、25ポンド(約5000円)を食事に出せる人もそう多くないのだ。
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by otschan | 2005-06-09 16:22 |

夏学期(6週目:ティナちゃんとお出かけ)

ティナちゃんは、この大学に来て、初めて話をした友達だ。「ほとんどの中国人は、日本人が嫌いだと思う。」といいながら、中国人だらけのフラットで、よく遊びにきてくれたり(彼氏が日本語ができるので日本語が習いたかったらしい)、食事に誘ってくれた。学部も違うのに、いまでも友達でいてくれる。寂しい時に、ちょくちょくMSNで会話をしたり、飲みにいったりして、最近は一番仲がいい友達だ。
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そんな、ティナちゃんと、ストラットフォード・アポン・エイボンに遊びにいった。といっても、シェークスピアの生家を見に行ったわけではない。前から企画していた(本当はフラットメイト用の企画だったが、あんまし仲良くないのでティナちゃんに使った)ナローボートツアーに参加した。ナショナル・エキスプレスのコーチのE・チケットをプリントアウトするのを忘れたという失敗があったものの、電車やバスを乗り継いで、なんとか目的地にたどり着いた。この日は、異常とも言える暑さだったが、雲ひとつない天気のなかで、約4時間、ナローボートでゆったりと運河を下った小旅行はすごく気持ちがよかった。(価格は半日25ポンド。この日は貸切でした。)
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所有者の淳子さんは、イギリスに来て18年、もう8年もナローボートのツアーを企画しているそうだ。チェルトナムにある自宅を売って、今はボートで生活しているらしい。中古のボートで約600万円、新品で約1000万円だそうだ。運転免許もいらず、役所に届けるだけで、所有できるそうなので、イギリス在住者にとっては、いい娯楽のひとつだろう。人口もそう多くないイギリスでは、運河上で船が混雑することもない。
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ボートの後は、天気のいい芝生の上で、少し休憩した後、下調べしていたイタリアンレストランで食事をした。値段はかなり高かったが(メイン・シャンパン・グラスワインで25ポンド)、イギリスにしては、まあまあましな味と言えるだろう。何よりも、数世紀も前の民家を改造した店内は、日本ではまねの出来ない趣があった。
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心地よい疲労感とともに、ひさしぶり(というか初めて?)自分らしい旅行ができたなあと思い帰路についた。部屋に戻って、入浴剤入りのお風呂に入ると眠気が襲ってきて、9時過ぎには眠ってしまった。あー楽しかった。
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次の日は、またまた、ティナちゃんと中国映画を見に行った。英語の字幕がなくて非常に退屈した映画だったが、まあよしとしよう。ティナちゃんは、来年には、今の彼じゃなく、元彼と結婚したいそうだ。結婚するまでに、北京に遊びに行きたいなあ。ゲテモノを食わしてくれるレストランを探しといてねととりあえず頼んでみた。
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by otschan | 2005-05-30 04:56 |

夏学期(6週目:卒論のテーマ決定)

指導教官(クリス)に呼び出されるも、エッセイタイトルは無事通過。サインをもらう。次は500字のサマリーを月曜日までに作らなければならない。(本日無事500字を書き上げて、先生にメールした。十分文献を読めなかったから、自分の考えに即して書いたけど、大丈夫かなあ。まあ、明日、先生のご意見を拝聴することにしましょう。)

6月17日に帰りますとMSNで報告すると、台湾人のタイウェイが、早速飛び込んできた。「どうしてえ~。ちょっと、コーヒーでも飲みながら話しましょうよ。」というので、彼女の部屋のキッチンまで(実は下の階)。

「いやあ~、友達もうまくできないし、なんかつまないし、あとは卒論書くだけだし、彼女がさみしがってるみたいだし~」と説明すると、

「わかる、わかる。私も、この間のエッセイ書いたら、急にむなしくなって、気が付いたら2週間スイスにいたの。」だって。

この学校の閉塞感に、心がおかしくなっているのは、どうやら僕だけではないらしい。彼女とは、ピーターのクラスで一緒で、一度食事をごちそうになっただけの仲だが、こうやって、帰り間際でも友達になってくれるとうれしい。帰るまであと少ししかないけど、連絡取り合いましょう。日本に帰っても、台湾か日本で会いましょうと言う事になった。

彼女は、ルクセンブルグ人の彼氏がいるのだが、卒業したら、台湾からまた奨学金(今は大学の奨学金をもらっているらしい)をもらって、フランス語圏で、フランス語を学びながらEUについて勉強したいらしい。なんでも、大学時代の成績がすごくよかったので、奨学金をもらうのは簡単なのだそうだ。いいなあ。僕もパリでフランス語勉強したいなあ。5年前には、ケンブリッジに留学していたし、上海や日本にも留学していたことがある。この学校には、彼女みたいな、優秀な学生が多いけど、台湾のエリート層とお知り合いになれただけでも、よかったんだろうな。台湾に行ったら家に泊めてくれるらしいので、日本に帰ったら是非尋ねていきたい。
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by otschan | 2005-05-26 03:12 |

夏学期(4週目)

17日に卒論のワークショップ。何人か知り合いに会い、6月に帰る意向を伝えるも、反応なし。なんだかなー。本当に早く帰りたくなったよ。
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息抜きをすることを、今までどうして思いつかなかったのか、よほど視野が狭くなってたのだろう。今週末はオランダの友達を呼び出して、ロンドン&イーストボールン(ブライトン近くのビーチ)に出かけた。ひさびさのロンドンはすごく活気に溢れて楽しかった。行く途中、香港人のトニーとJYA(1年プログラムの日本人大学生)の人達と一緒になる。トニーは日本の関西外語大学にいたことがあって、日本人の彼女もいたので、日本語がうまい。会話は全部日本語で通せる。ロンドンまでの直通がたまたまなかったのだが、彼はイギリスの中学から大学を卒業して、計12年もいるので、安心してついて行った。これが大失敗。5時間もかかってしまい、ミュージカル(レ・ミゼラブル)を途中から見るはめになってしまった。おまけに結構いい席のはずなのに、なぜか後ろの方の端っこに。夜は和食を食べて、高かったけど(一人50ポンドも食ってしまった)、レベルが高くてうまかったー。パリの和食よりもいいかも。イーストボールンは、オランダのスケベニンゲンを思い出させるほど、さみしい避暑地だった。一番うまい魚をくわせる店を教えろといったのに、結局、フィシュ&チップスでした。だめだねー。
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by otschan | 2005-05-26 02:56 |

夏学期(2週目:パリ)

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パリは、普通にいるだけで、本当にリラックスできるところだと思った。別にロンドンでもよかったんだろうけど、普通に社会とのコミュニケーションがとれる。ウォーリックは本当に街からも自然からも隔離されていて、そうした人間生活の普通の営みができない。一見、それは勉強するのに最もいい環境に思えるし、実際そう感じている人もいるのだろう。だけど、いろんな快楽を覚えてしまった僕には大変つらい環境で、不安定になってしまった。結果として、勉強にも集中できないし、8月頃にはあった高いモティベーションも失ってしまった。

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パリの彼女の友人は、おおむね日本や母国にいれない(いることが楽しくない)人達が多かったように思えた。パリはそんな人達に寛大で、夢を持って、自分勝手に生きることを許している(これは勝手なその人達の思い込みの面も多いにあるのだが)というのが、彼らの主張のように感じた。僕も、日本ではそっちの系統に属するのかもしれないが、天邪鬼な僕は、彼らにそういうことを言われてしまうと、将来のプランだとか、お金の問題だとか、子供の問題だとか、年老いた親の問題とかを挙げずにはいられなかった。夢をもって、自分勝手に生きるのは、一見正しく、これはヨーロッパの啓蒙主義の一種である、「人間の開放」にも通じる面があるのだけれども、自分自身で実践していくのはいろいろと難しいなあと感じた。年齢のこともあるし、そもそも、どこでも生きていける実力や才能がないとやってはいけない。オランダ時代に彼らに会ったことや彼女との出会いが引き金になって、えいやと仕事を辞めて、英国で国際関係を学びに来たのはいいけど、予想外にいろんな壁にぶつかってしまって、結果的にはうまくいかなった。これはとても残念なことだけど、そうした決断をしたことについては後悔はしていない。きっと、どこかで役に立つこともあるのだろう。そう信じなければやっていけない。

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彼女と将来の話も出来て、パリ滞在は非常に有意義だったと思う。
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by otschan | 2005-05-26 00:57 |

夏学期開始(1週目:パリ)

夏学期が始まったが、エッセイ(セオリー)の方はなかなかうまくまとまらない。とりあえず、かき集めた資料で5000字を埋めたが、できは相当悪い。
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4月22日から5月5日までは、パリに滞在した。彼女の友人がパリに多いこともあって、格安で泊まれた。彼女もうまくパリで仕事が見つかったようで(カトリーヌのテ○ジーン!です)、昼はお互いに仕事と勉強で夜は彼女の友人に会ったり、食事をしたりした。オランダ時代とは違って、星付きのレストランなんかにはいかなかったけど、やはりフレンチはおいしかった。
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by otschan | 2005-05-26 00:43 |

春休み(2週目)

今週も部屋に篭ってエッセイを書いた。予定通り2本目を終了。前回のはあまり頭を使わなかったけれど、今回はちょっと悩んだ。今回のテーマは、台湾と香港の民主化の要因と障害。もちろん、民主化というのは、いろんな要素が絡み合ってできるんだけど、チューターのピーターは、要因とそれぞれ一つ選んで議論をさせるというのが好きなようなので、一つを選ぶってのが難しかった。それに台湾と香港を比較しなかればいけなかったので、議論の方法も統一させる必要があって、知恵を絞った。台湾は、70年代から蒋経国が党内の台湾化というのを始めて、李登輝という本省人のリーダー生み出して、さらに李登輝が体制内の非主流派をうまくなだめて民主化を成功させた。かたや香港は、もちろん、主権を受ける中国の意向が強いんだけど、住民の中でも長い植民地政策の過程で生まれた商人が体制側とつるんでしまったことによって、今のような制限選挙ができたようだ。結局、アジアでは国の力が民主化に影響してるって方向でまとめたけど、まあ、いまさらながらに、我々が享受している民主主義が、貴重なものであると認識して、なかなか今回のテーマはおもしろかった。それにしても、こう篭ってばかりいると、精神状態もおかしくなってしまう。ほとんど会話はパソコンを通じてなので声を出していない。もう授業もないので、あと一本書き上げると後は卒論だけど、あと半年どうしようかと思うねえ。勉強しなければいけないのは分かっているけど、なんか娯楽も欲しいものだ。ということで、フラットメイトとの旅行も計画中。
と、思ったら、前の職場の先輩からメールが来てた。某大学院で助教授をされるとのこと。ひとつ上の先輩なんだけど、歳は確か同じだ。うーん、すごいなあ。2年前から研究会を開いてコネクションを作っていたらしい。自分は何やってのかなあと、少し落ち込みましたが、まあ、なるようになれだ。
残るは、理論一本。これはさすがに1週間で書き上げることはできないが、なんとか早めに仕上げたいものだ。うー、誰かと喋りたい。
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by otschan | 2005-03-29 01:20 |

春休み(1週目)

今回の課題は、エッセイ3本X5000字! 
後に残すのが嫌な性分なので、春休みに入ってから篭ってエッセイを書いていた。今週は薬もよく効いて不眠症の心配はなくなったので、エッセイに集中できた。でも、毎日10時間近く寝ていたので、これはこれで問題だったけれど。集中力が維持できたおかげで、なんとか一本書き上げた(「アセアン地域フォーラムと日本の役割」)。先生の指定した文献とかがよかった生もあるかもしれない。理論とは違ってすいすい読めたので、あっという間に仕上がった。スタイルも論文らしく仕上がったし、なんとか右よりのファーストドラフトを真ん中よりにも仕上げてみた。結構自分では満足いく出来だった。
この勢いで、次のエッセイ(「台湾と香港の民主化」)もと思っていたのだが、先生指定の論文が退屈でどうも先に進まない。どうもこの先生は、変わった記事が好きなようだ。両国の民主化は最近の出来事が重要なので、古い文献ばかりなのも難点だ。なんとか3月中には形にしたいものだが。

ところで、今週は、前回書いたリサーチエッセイの結果が帰ってきた。結果は、合格!やれやれ。それにしても、今回のコメントには笑ってしまった。ひねくれものの僕は先生に真っ向から挑戦する内容を書いてしまったのだが、その反応が好対照だった。ピーターは、僕の仮説(高度成長は民間主導によるものだった)を挑戦的でおもしろいと評価してくれて、63という高得点をくれた。出来がよくなかったのに、優しい先生である。かたやクリスの方(「日本のナショナリズムと東アジアへの影響」)は、ユニークでおもしろいと書いてくれたものの、「右よりのオピニオンリーダーに影響されすぎてて、東アジアに対する影響があまり書かれてない」ので高い点数はあげられないということだった。北朝鮮に対するナショナリズムの高揚が、軍事的なものへと移っているというのが彼の言い分なのだが、僕はそう見てなかったので(憲法改正等は対米関係に起因するというのが僕の考え)、どうしても書けなかった。前にも書いたが、この先生は、日本のナショナリズムは、危険で、アジアに悪影響を及ぼしているということを書いて欲しかったようで、2回ほど相談に行ったけど、納得してくれなかったようだ。笑ったのは、「自分の意見と違っていても現実を直視しないといけない」とコメントされていたことだ。僕らの見ている現実は違っているんだということが理解できないらしい。まあ、先生といがみあっても得なことはないので、今回はまるく納めたつもりだ。それにしても、日本のことを書くと、どうしても戦争のことに触れないといけない気がして、まるでエッセイが反省文みたいになってしまうのは気が重い。

次のエッセイは、構想が浮かばないなあ。なんとか、明日からは、書きはじめたいが・・・。
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by otschan | 2005-03-21 06:58 |

10週目:春学期終了!

しばらく篭ってエッセイを書いていたが、今日は乗らないので、ブログでも更新してみる。
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この週は、20週間にわたった、セミナーが終了した週だった。これで、クラスの皆と毎週顔を合わすのも終わりかと思うと少しさみしい気もするが、正直終わってほっとしている。毎週のリーディングの課題は結構負担だったし、評価の対象にならないセミナーは、ヒアリングの練習みたいになっていた。1学期は、がんばって発言もしたけど、今学期はあまり発言する気もおきなくなってしまった。お金がもったいない気もしたけど、がんばる気力が足りなかった。以下は、セミナーの評価。

理論:これは最後まで本当にわからなかった。何がわからないかと言うと、なんのために理論があるのかわからなかった。理論は混沌とした現実世界の理解を深めるためになんらかの法則性を見出して、現実を解釈したり、将来予測をするための道具だというのが僕の理解だけど、ここでやった理論は、全然現実世界は出てこないし、逆に現実世界の話はと問題提起すると無視される有様だった。なんだか、あっちの世界でごちゃごちゃ難しいことを言っているという風にしかとれなかった。でも、なんと、最後の授業でエリオットが、課題論文の解説をしてくれて、これは本当によくわかった。最初から、こういう風にしてくれればよかったのに。でも、簡単なことをなんで、あんなに難しい言葉で語ろうとするのだろう。理論重視は英国アカデミズムの特徴らしいけど、アメリカのプラグマティズムに対抗して自分の職域を確保しているんだろうなあ。

アジア太平洋:クリスは、日本人の奥さんがいて、日本びいきで、すごく評判のいい先生ということで、楽しみにしていたのだが、授業中は、日本の過去の戦争をよくして、居心地はあんまりよくなかった。どうやら左よりの先生らしく、中国には優しかったなあ。まあ、クラスに5人も中国人がいれば、そうなるのかもしれないけれど。授業の内容は簡単だったし、中国オリンピックの際に、台湾独立宣言をした場合のシュミレーションなんかやったりして、理論の先生なんかに比べてよく工夫してたと思う。僕の発言は、右寄りで、中国人学生の反感を買っていたようなので、2学期はおとなしくしていた。この先生と仲良くなるかが、PHDへ行けるかどうかの鍵を握っていたような気もするので、まあ、もともとこの学校とは相性が悪かったのだろう。主義主張だけは、お互い譲れないもんね。

アジア開発:10カ国語以上も理解するというピーターは、東欧政治からアジア経済へと興味が移って今の教科を担当しているのだが、毎回1時間近く独演するという博学ぶりを見せていた。毎回リーディングについて、グループで発表するという課題はきつかったけど、この先生のレクチャーは楽しみにしていた。ほとんど発言する機会はなかったけれど、年齢不詳の謎のスコットランド人(態度が超でかい)との白熱したやりとりはおもしろかった。皆もそう思っていたんだろう。最後の日は、皆でスコッチをプレゼントした。でも他の国は知らないけれど、日本の高度成長が、国主導によるものだという解説は、少し古い気がした。タイのお米を食べないのも日本が保守的だからだと言っていたし。米の味が違うだけなんだけどねえ。

セミナーも終わったことで、金曜日は、プレセショナルのいつもの仲間で、パーティをした。今回はセリーナの当番で、台湾料理を堪能した。前日から仕込んだようで、餃子なんかは皮まで手作りという贅沢な食事だった。大根ケーキや、醤油で煮た卵、ビーフンや、マーボー豆腐など日本人なじみの料理がたくさん出ていて、よくがんばったなあと思った。
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by otschan | 2005-03-21 06:30 |