2005年 03月 21日 ( 2 )

春休み(1週目)

今回の課題は、エッセイ3本X5000字! 
後に残すのが嫌な性分なので、春休みに入ってから篭ってエッセイを書いていた。今週は薬もよく効いて不眠症の心配はなくなったので、エッセイに集中できた。でも、毎日10時間近く寝ていたので、これはこれで問題だったけれど。集中力が維持できたおかげで、なんとか一本書き上げた(「アセアン地域フォーラムと日本の役割」)。先生の指定した文献とかがよかった生もあるかもしれない。理論とは違ってすいすい読めたので、あっという間に仕上がった。スタイルも論文らしく仕上がったし、なんとか右よりのファーストドラフトを真ん中よりにも仕上げてみた。結構自分では満足いく出来だった。
この勢いで、次のエッセイ(「台湾と香港の民主化」)もと思っていたのだが、先生指定の論文が退屈でどうも先に進まない。どうもこの先生は、変わった記事が好きなようだ。両国の民主化は最近の出来事が重要なので、古い文献ばかりなのも難点だ。なんとか3月中には形にしたいものだが。

ところで、今週は、前回書いたリサーチエッセイの結果が帰ってきた。結果は、合格!やれやれ。それにしても、今回のコメントには笑ってしまった。ひねくれものの僕は先生に真っ向から挑戦する内容を書いてしまったのだが、その反応が好対照だった。ピーターは、僕の仮説(高度成長は民間主導によるものだった)を挑戦的でおもしろいと評価してくれて、63という高得点をくれた。出来がよくなかったのに、優しい先生である。かたやクリスの方(「日本のナショナリズムと東アジアへの影響」)は、ユニークでおもしろいと書いてくれたものの、「右よりのオピニオンリーダーに影響されすぎてて、東アジアに対する影響があまり書かれてない」ので高い点数はあげられないということだった。北朝鮮に対するナショナリズムの高揚が、軍事的なものへと移っているというのが彼の言い分なのだが、僕はそう見てなかったので(憲法改正等は対米関係に起因するというのが僕の考え)、どうしても書けなかった。前にも書いたが、この先生は、日本のナショナリズムは、危険で、アジアに悪影響を及ぼしているということを書いて欲しかったようで、2回ほど相談に行ったけど、納得してくれなかったようだ。笑ったのは、「自分の意見と違っていても現実を直視しないといけない」とコメントされていたことだ。僕らの見ている現実は違っているんだということが理解できないらしい。まあ、先生といがみあっても得なことはないので、今回はまるく納めたつもりだ。それにしても、日本のことを書くと、どうしても戦争のことに触れないといけない気がして、まるでエッセイが反省文みたいになってしまうのは気が重い。

次のエッセイは、構想が浮かばないなあ。なんとか、明日からは、書きはじめたいが・・・。
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by otschan | 2005-03-21 06:58 |

10週目:春学期終了!

しばらく篭ってエッセイを書いていたが、今日は乗らないので、ブログでも更新してみる。
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この週は、20週間にわたった、セミナーが終了した週だった。これで、クラスの皆と毎週顔を合わすのも終わりかと思うと少しさみしい気もするが、正直終わってほっとしている。毎週のリーディングの課題は結構負担だったし、評価の対象にならないセミナーは、ヒアリングの練習みたいになっていた。1学期は、がんばって発言もしたけど、今学期はあまり発言する気もおきなくなってしまった。お金がもったいない気もしたけど、がんばる気力が足りなかった。以下は、セミナーの評価。

理論:これは最後まで本当にわからなかった。何がわからないかと言うと、なんのために理論があるのかわからなかった。理論は混沌とした現実世界の理解を深めるためになんらかの法則性を見出して、現実を解釈したり、将来予測をするための道具だというのが僕の理解だけど、ここでやった理論は、全然現実世界は出てこないし、逆に現実世界の話はと問題提起すると無視される有様だった。なんだか、あっちの世界でごちゃごちゃ難しいことを言っているという風にしかとれなかった。でも、なんと、最後の授業でエリオットが、課題論文の解説をしてくれて、これは本当によくわかった。最初から、こういう風にしてくれればよかったのに。でも、簡単なことをなんで、あんなに難しい言葉で語ろうとするのだろう。理論重視は英国アカデミズムの特徴らしいけど、アメリカのプラグマティズムに対抗して自分の職域を確保しているんだろうなあ。

アジア太平洋:クリスは、日本人の奥さんがいて、日本びいきで、すごく評判のいい先生ということで、楽しみにしていたのだが、授業中は、日本の過去の戦争をよくして、居心地はあんまりよくなかった。どうやら左よりの先生らしく、中国には優しかったなあ。まあ、クラスに5人も中国人がいれば、そうなるのかもしれないけれど。授業の内容は簡単だったし、中国オリンピックの際に、台湾独立宣言をした場合のシュミレーションなんかやったりして、理論の先生なんかに比べてよく工夫してたと思う。僕の発言は、右寄りで、中国人学生の反感を買っていたようなので、2学期はおとなしくしていた。この先生と仲良くなるかが、PHDへ行けるかどうかの鍵を握っていたような気もするので、まあ、もともとこの学校とは相性が悪かったのだろう。主義主張だけは、お互い譲れないもんね。

アジア開発:10カ国語以上も理解するというピーターは、東欧政治からアジア経済へと興味が移って今の教科を担当しているのだが、毎回1時間近く独演するという博学ぶりを見せていた。毎回リーディングについて、グループで発表するという課題はきつかったけど、この先生のレクチャーは楽しみにしていた。ほとんど発言する機会はなかったけれど、年齢不詳の謎のスコットランド人(態度が超でかい)との白熱したやりとりはおもしろかった。皆もそう思っていたんだろう。最後の日は、皆でスコッチをプレゼントした。でも他の国は知らないけれど、日本の高度成長が、国主導によるものだという解説は、少し古い気がした。タイのお米を食べないのも日本が保守的だからだと言っていたし。米の味が違うだけなんだけどねえ。

セミナーも終わったことで、金曜日は、プレセショナルのいつもの仲間で、パーティをした。今回はセリーナの当番で、台湾料理を堪能した。前日から仕込んだようで、餃子なんかは皮まで手作りという贅沢な食事だった。大根ケーキや、醤油で煮た卵、ビーフンや、マーボー豆腐など日本人なじみの料理がたくさん出ていて、よくがんばったなあと思った。
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by otschan | 2005-03-21 06:30 |