モンブスケ

b0004070_1984733.jpg
モンブスケといっても、人の名前ではない。ボルドーで見つけた僕と彼女の思い出のワインだ。僕らは、もともとサンテミリオンの強く単線的な口当たりがあまり好きではなかったのだが、モンブスケは、期待を裏切り、繊細な香りと柔らかな口当たりを持つワインだった。その時買ったのは96年。今回のは、97年で、値段もぐっとお手ごろになり、サンテミリオンらしい口当たりに仕上がっていた。が、それでも、時間とともに空気と混ざり合うことによって生み出される変化に富んだ香りと味は、紛れもなくモンブスケのそれだった。

実は、僕の彼女に対する気持ちは、ある事件以来、非常に冷めてしまっていた。8月3日は最後の晩餐・・・になるはずだったのだが、なんとかしようと彼女が必死になって探し出してきたらしい。
「今タイユバンにいるんだけど、この間見たモンブスケって99年だっけー。1万円以上するんだけどさー、どうする?」
「そんな出せるわけないだろ。モンブスケで俺を釣ろうっていう作戦だったようだが、とうとう神様にも見放されたな。」
「何よー。もういいよー。」
この後、彼女は、方々探して、安いモンブスケを見つけた。
「ふっふっふ。神様は私の味方なんだよ。」
というわけで、神様と彼女の心意気に免じて、僕は、今でもここにいるわけだ。

明日はいよいよ、大阪の実家に帰って、1週間後の14日には英国に旅発つ。少しナーバスになっている僕に彼女が言った。
「どうせ12月に帰って来るんだしさー。ちょっと行って来まーす位な感じでいいんじゃないのぉ。」

というわけで、皆さんちょっと行ってきまあーす。
(明日からインターネットは、しばらく使えません。)
b0004070_19141633.jpg

[PR]
by otschan | 2004-08-05 19:16 | こもごも
<< 実家にて 指詰め注意2! >>