6カ国協議

拉致問題で日本に孤立感 6者協議、中韓ロも議題反対
2005年 7月27日 (水) 06:02


 日本政府代表団は26日の6者協議開会式で、日本人拉致問題の解決を訴えた。だが、北朝鮮は2国間の話し合いには容易に応じそうにない。全体会合での議題とすることには、中韓ロ3カ国が反対する姿勢をみせた。日本政府は、厳しい対応を求める国内世論との間で板ばさみになっている。

 「日朝国交正常化をはかるため、核、ミサイル、拉致といった諸懸案が包括的に解決されなければならない」。開会式の冒頭発言で日本首席代表の佐々江賢一郎・外務省アジア大洋州局長はこう訴えた。だが、直後に発言した韓国の宋旻淳(ソン・ミンスン)外交通商次官補は「会談の焦点を分散させる行動は決して望ましいものではない」。拉致問題を取り上げることへの牽制(けんせい)だった。

 韓国ばかりではない。ロシアのアレクセーエフ外務次官は26日の日本との2国間協議で、6者協議の場で拉致問題を取り上げないよう求めた。協議後、記者団に「朝鮮半島の非核化という主要な問題の解決が困難になる」と説明した。中国共産党対外連絡部の李軍(リー・チュン)局長(アジア担当)も25日、訪中した戸塚進也・静岡県掛川市長に「6者協議で拉致問題を取り上げることは、北朝鮮が強く反発していて現実的ではない」と語った。

 中国の人民日報(海外版)は26日、「日本は各国の反対にもかかわらず、拉致問題を持ち出すことに固執している」と日本政府の対応を批判する論評を掲載した。

 一方、北朝鮮側は日本を除く4カ国とは個別に会談したが、日本との個別会談には応じていない。佐々江局長と北朝鮮首席の金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官が25日の夕食会の際にあいさつを交わし、26日の開会式でも短い立ち話をしただけにとどまる。

 26日の自民党外交関係合同部会でも「最終的に日本だけが浮いてしまうのではないか」と孤立感を懸念する声も出た。だが、小泉首相は同日、記者団に対し「日本は日本の立場がある。各国とは事情が違う」と、あくまでも拉致問題の解決を訴える考えを強調した。


ちょっと古い記事だが、一応メモとして。昔授業で、「韓国にも拉致被害者が日本よりもたくさんいるのに、なぜ韓国政府は何も言わないのか」と質問したことがあった。博士課程の韓国人がいたが、何も答えず、先生(クリス)が言うには、太陽政策の一環だということらしい。全体的に同じ民族同士で敵対しないっていうコンセンサスがあるのだろうか。別のクラスで一緒だった韓国人と話した時も、北朝鮮問題は、アメリカの敵視政策に問題があると言っていて、拉致問題は、あまり大きな関心事項ではなさそうだった。韓国人の反米感情はすさまじいものらしく、日米安保を破棄して日本が核を持ったほうが、韓国人は安心するなんていってたけど、本当かねえ。
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by otschan | 2005-08-02 16:32 | 時事
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