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東アジア首脳会議

卒論関係の記事。電子記事はすぐ削除されちゃうから記録しとかないと。それにしても、3カ国が新たに入ってよかったね。中・韓連合には、勝てないからね。

東アジアサミット、参加資格をニュージーランド獲得へ
2005年 6月24日 (金) 07:57 by asahi.com

 東南アジア諸国連合(ASEAN)外交筋は23日、7月下旬にラオスのビエンチャンで開かれるASEAN外相会議など一連の会議の際に、ニュージーランドとモンゴルが東南アジア友好協力条約(TAC)に署名する予定であることを明らかにした。ニュージーランドはこれで、12月に開かれる東アジアサミットに参加する条件を満たすことになる。

 同筋によれば、同じように東アジアサミット参加を目指すオーストラリアは、ASEAN側とTAC署名の準備を進めている。7月に間に合うかどうかは微妙だが、サミット開催までには署名にこぎ着けたい意向という。

 TACは、独立と主権の尊重、内政不干渉などを定めたASEANの基本条約。ASEANは域外国にも加盟を勧めており、現在ASEAN10カ国の他に、日本、中国、韓国、ロシア、インド、パキスタン、パプアニューギニアが加盟している。

 初の東アジアサミットは12月にマレーシアで開かれ、ASEANと日中韓のほかにインド、オーストラリア、ニュージーランドが参加の意向を示している。ASEANは、参加の条件として(1)ASEANとの対話国(2)ASEANと実質的な関係を持つ(3)TACへの加盟を挙げている。

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東アジア首脳会議、豪・NZ・印の参加を正式承認
 【ビエンチャン=関泰晴】東南アジア諸国連合(ASEAN)と日本、中国、韓国のASEANプラス3外相会議が27日、ラオスの首都ビエンチャンで開かれ、今年12月にマレーシアで初めて開催される「東アジア首脳会議」にオーストラリア、ニュージーランド、インドの3か国が参加することを正式承認した。

 従来のASEANプラス3を拡大する形となる東アジア首脳会議は、計16か国で開かれることが固まり、ASEANと日中韓などが目指す「東アジア共同体」の創設に向けて動き出すことになる。会議終了後に発表された議長声明は、北朝鮮の核問題を巡る6か国協議の再開を評価。ロンドンとエジプトで発生したテロやイラク情勢に懸念を表明した。日本からは逢沢一郎外務副大臣が出席した。

(2005年7月27日21時59分 読売新聞)

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米参加、TAC署名が条件 東アジア首脳会議宣言案 [ 07月29日 21時02分 ]
共同通信
 【ビエンチャン29日共同】日本、中国、韓国や東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国など計16カ国の首脳が、年末にマレーシアで開く初の東アジア首脳会議で採択する予定の「クアラルンプール宣言」の草案が29日、明らかになった。米国やロシアなど域外国については、ASEANの基本条約である東南アジア友好協力条約(TAC)署名などの条件を満たせば、次回以降の参加が認められるとしている。
 宣言草案は、将来の「東アジア共同体」構想実現に向け、首脳会議の行動原理となる内容。域内の「民主化推進」を明記しており、中国や軍事政権のミャンマーなどから反発が予想されるほか、域外国参加を容認していることで、今後「東アジア」の定義をめぐり、関係国間で激しい議論が交わされそうだ。

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東アジア首脳会議採択文書草案 民主化推進、明確に 多様な政治体制、調整難航も

 【ビエンチャン=岩田智雄】東南アジア諸国連合(ASEAN)に日中韓などが参加して、今年十二月にマレーシアで開かれる東アジア首脳会議の採択文書「クアラルンプール宣言」の草案が二十九日、明らかになった。宣言では、域内の民主化推進を明確にうたっているが、参加国には中国やミャンマーなど民主化問題を抱えている国もあり、東アジアでの共同体実現が容易でないことを示唆している。
 宣言草案によると、参加国は普遍的な価値と基準に照らし合わせて民主的な環境を推進。民主主義と人間の尊厳を尊重するとしている。
 しかし、東アジアでは、中国やベトナム、ラオスといった共産党の独裁国家から、ミャンマーのような軍政国家など人権や民主化に懸念が指摘される国々を抱える。このため、民主化推進に関する宣言内容は、会議に向けて難しい調整を迫られることが必至だ。
 このほか、参加国は貧困の撲滅と東アジアの発展格差の縮小に努め、テロや海賊行為など国境を越えた犯罪に対処するため対話と協力を進めるとしている。
 議長国については、ASEAN各国による持ち回り制が示された。日本による共同議長国や、「東アジア共同体」の実現に向けて影響力拡大を狙う中国での開催は当面見送られる方向だ。
 開催間隔については当初、三年に一度の開催で合意したが、その後タイや中国から異論が出て、今後事務レベルの会合などを通じて詰められる。
 一回目の会議での参加国は、ASEANプラス3にオーストラリア、ニュージーランド、インドを加えた十六カ国となることが二十七日のASEANプラス3外相会議で正式に決まっている。
 参加の条件はASEANが定めた東南アジア友好協力条約(TAC)に調印、またはその意思を示していることなどだが、十六カ国以外ではロシアの参加についてASEANが今後協議することになっており、日本は今回の外相会議で改めて米国を巻き込むことを提案した。
(産経新聞) - 7月30日3時1分更新

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東論西談:東アジアサミット 枠組み拡大に危うさ
 「東アジアサミットに参加するオーストラリアは東アジアの国になったということか」。記者の質問に豪州のダウナー外相は苦笑を浮かべ、「我々は今もオーストラリアだが、地域の経済や安全保障に大きな貢献が出来る国だ」と答えた。

 ラオスの首都ビエンチャンで29日まで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)関連会議での記者会見の一幕だ。会議では、12月にマレーシアで開く第1回東アジアサミットの参加国について、ASEANと日中韓にインド、豪州、ニュージーランドを加え、16カ国とすることで合意した。一般的に東アジアと考えられている地域外の国も取り込んだことは、サミットを契機に目指す将来的な東アジア共同体の枠組みを見えにくいものにした。

 昨年11月にサミット開催が決まった際、参加国はASEAN10カ国と日中韓との13カ国が想定されていた。しかし、閉鎖的な集まりにならないようにとの日本や米国からのけん制を受け、ASEANは参加国の拡大へとかじを切った。

 こうした流れを見て、共同体づくりに向けた動きに乗り遅れまいと、ロシアも参加希望を表明し、EU(欧州連合)までもがオブザーバー参加に関心を示し始めた。参加国の枠組みはさらに流動化している。

 サミットを主導するASEANには、参加国拡大で求心力維持を図りたい意図がある。しかし一方で、枠組み拡散への危惧(きぐ)もある。「サミットばかりが注目を浴び、ASEAN統合がおろそかになることを懸念する」(インドネシア外務省スポークスマン)。「東アジア共同体の枠組みはASEANプラス3(日中韓)の13カ国とし、サミットはその枠組みを補強する対話の場とすべきだ」(タイのカンタティ外相)。国ごとに異なる志向が表面化し、サミットに熱心だった中国も、米国の思惑が反映された参加国拡大に「あまり頻繁に開かなくてもいい」と消極姿勢に転じた。

 今会議でのサミットを巡る合意事項で、参加国を決めた以外は、「開催地と議長国はASEAN加盟国とする」とASEAN主導をアピールしただけだ。サミットの意義付けや既存のASEANプラス3首脳会議との役割分担など、重要な課題は先送りされた。

 合意しやすいことから決め、対立が残る問題は先送りというASEAN流手法ではある。しかし、位置付けがあいまいなままのサミットは砂上の楼閣と化しかねない。東アジア共同体の枠組みは13カ国なのか、16カ国なのか、それともまだ拡大するのか。そうした綱引きは、せっかく始まろうとしている前向きな論議の足かせとなるだろう。

 「大きな地域を抱えた東アジアサミットは、うまく機能させれば明るい未来につながる。しかし、失敗すれば、分裂の契機にもなり得る」。シンガポールのヨー外相は会議での発言で警鐘を鳴らした。東アジア共同体を巡る期待と危うさは、この言葉に象徴されているように見える。<ビエンチャンで藤田悟>

毎日新聞 2005年7月31日 東京朝刊

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